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GPT-6.1 Terra と GPT-6.1 Sol の違い:料金・推論と用途別の選び方

OpenAI の資料で GPT-6.1 Terra と GPT-6.1 Sol を比較。用途、推論レベル、コンテキスト、知識のカットオフ、料金、用途別の選び方と Luna の位置付けを解説。

GPT-6.1 Terra と GPT-6.1 Sol の違い:料金・推論と用途別の選び方

OpenAI の GPT-6.1 シリーズを使って開発するなら、まず GPT-6.1 Terra と GPT-6.1 Sol のどちらを選ぶかが問題になります。Terra は 2026 年 10 月 26 日に登場しました。仕様上、両モデルはよく似ています。1,050,000 トークンのコンテキストウィンドウ、128,000 トークンの出力上限、テキストと画像の入力は共通です[1][2][3]。GPT-6.1 Terra の単価はすべてのトークン種別で半額で、OpenAI は両者を異なる業務向けとしています。

この比較は、2026 年 10 月 27 日に取得した OpenAI の資料、つまり両モデルのページ、GPT-6 ガイド、料金ページだけに基づいています。それぞれの用途、推論レベルの違い、1 件あたりのリクエストに価格差がどう表れるか、そして GPT-6 Luna と旧モデルの GPT-5.6 Terra の位置付けを扱います。ベンチマークスコアは使用しておらず、この記事のために独立した評価を確認してはいません。

要点まとめ

  • 位置付け: Terra は「画像推論、精密なコンピューター操作、明快で自然な文章作成に向けた高速で効率的なモデル」、Sol は「複雑な業務で Astra に近い性能を、より低いコストで提供するモデル」とされています[1][2]。
  • 料金: Terra は 1M トークンあたり入力 $1.00、出力 $5.00 で、Sol の $2.00 と $10.00 のちょうど半額です[4]。
  • 推論: Terra は none から max に対応し、Sol は low からです[5]。
  • 上限: コンテキスト、入力、出力の上限は同じです。知識のカットオフは Terra が 2026 年 6 月 1 日、Sol が 2026 年 4 月 30 日です[1][2]。
  • ツール: 両モデルとも Chat Completions に対応していますが、ツール呼び出しにはどちらも Responses API が必要です[5]。
  • 選び方の目安(当社の判断): 画像を多く使う業務や文章作成は Terra から始め、複雑なコーディングや長い専門業務には Sol を使います。

GPT-6.1 Terra と GPT-6.1 Sol の違いを一覧で比較

GPT-6.1 TerraGPT-6.1 Sol
モデル IDgpt-6.1-terragpt-6.1-sol
OpenAI による説明高速で効率的:画像推論、コンピューター操作、自然な文章作成複雑な業務で Astra に近い性能を、より低いコストで提供
推論レベルnone, low, medium(既定値), high, xhigh, maxlow, medium(既定値), high, xhigh, max
コンテキスト / 最大入力 / 最大出力1,050,000 / 922,000 / 128,0001,050,000 / 922,000 / 128,000
知識のカットオフ2026 年 6 月 1 日2026 年 4 月 30 日
Standard の入力 / 出力、1M あたり$1.00 / $5.00$2.00 / $10.00
キャッシュ入力、1M あたり$0.05$0.10
Ultrafast ティア記載なしStandard の 6 倍
ツール呼び出しResponses APIResponses API

出典:OpenAI のモデルページ、GPT-6 ガイド、料金ページ[1][2][4][5]。

この表から分かるのは、GPT-6.1 Terra と GPT-6.1 Sol の違いが容量にはないという点です。上限は一致しています。違うのは、各モデルがどの業務向けに調整されているか、料金、そして最も低い推論設定です。

OpenAI が各モデルを想定している用途

OpenAI が Terra に挙げている例は具体的です。「商品写真とカタログ項目を照合する、技術図面を解釈する、アプリケーション画面上で操作する、文章を下書きして推敲する」としています[1]。GPT-6 ガイドには、GPT-5.6 Terra から移行するチームへの注意点として、「代表的な画像とワークフローを使い、同じ推論レベルで両モデルを比較する」ことも記載されています[5]。

Sol のモデルページには「複雑なコーディング、コンピューター操作、専門業務には GPT-6.1 Sol を使ってください」とあります[2]。コンピューター操作は両方の用途に登場します。コーディングが挙げられているのは Sol だけです。

両方の説明を合わせると、役割分担は次のように読めます。GPT-6.1 Terra は、画像とテキストを入力し、短く整った文章で回答を得る業務向けです。カタログ照合、図面やスクリーンショットの読み取り、文章の書き直しなどが当てはまります。GPT-6.1 Sol は、1 回あたりのコストより深い検討を重視する、長い複数ステップの業務向けです。これは OpenAI の位置付けであり、測定に基づく品質順位ではありません。

推論レベル:none の設定とコストへの影響

GPT-6.1 Terra の推論レベルは 6 段階、GPT-6.1 Sol は 5 段階です。GPT-6 ガイドには、「GPT-6 Astra と GPT-6.1 Sol は推論レベル none に対応していない。GPT-6.1 Terra、GPT-6 Sol、GPT-6 Luna は対応している」と明記されています[5]。Terra については、「medium から始め、品質の改善が追加の時間とトークンに見合う場合に引き上げる」とも推奨しています[5]。

none は、推論処理が不要な単純な書き直しやタグ付けに役立ちますが、限界もあります。reAPI が 2026 年 10 月 27 日に行った試験では、複数ステップの短い算数問題に対し、Terra は none で誤答しました。xhigh では推論トークンを 80、max では 199 使い、どちらも正答でした[6]。1 つのプロンプトはベンチマークにはなりませんが、none を簡単なタスクに限るべき理由は示しています。

推論トークンは出力として課金されます[7]。これは、Terra の高い推論レベルと Sol の低い推論レベルを比べる際に重要です。Terra の出力単価は Sol の半額なので、同じリクエストで Terra が生成する出力トークン数が Sol の 2 倍未満なら、Terra の high は Sol の medium より安くなります。これは計算上の話であり、品質についての主張ではありません。回答が同等かどうかは、ご自身のプロンプトで検証する必要があります。

価格差はリクエスト 1 件でどれくらいになるか

すべての単価がちょうど半額です[4]。トークン数が同じなら、次のようになります。

リクエスト(Standard 単価)GPT-6.1 TerraGPT-6.1 Sol
入力 2,000、出力 500$0.0045$0.009
入力 20,000(うちキャッシュ 18,000)、出力 800$0.0069$0.0138
入力 1,000、推論を含む出力 2,300$0.0125$0.025
入力 300,000、出力 4,000(長いコンテキスト)$0.63$1.26

OpenAI の Standard 単価と長コンテキスト単価に基づく当社の計算です[4]。トークン数は説明用の仮定です。

料金面では、比較を変える点が 2 つあります。まず、GPT-6.1 Terra の Standard 単価は GPT-6.1 Sol の Batch 単価と同じ $1.00 と $5.00 です[4]。そのため、バッチ処理の完了まで待てる業務なら価格差はゼロになります。次に、Sol には Standard の 6 倍の Ultrafast ティアがありますが、料金ページには Terra の Ultrafast 単価が記載されていません[2][4]。Terra の全単価、キャッシュ料金、5 つの計算例は GPT-6.1 Terra の料金 にまとめています。

GPT-6 Luna と GPT-5.6 Terra の位置付け

モデルOpenAI による説明入力 / 出力、1M あたり最低の推論レベル知識のカットオフ
GPT-6 Luna「定型的な大量処理タスク向けの、最も効率的なモデル」$0.10 / $0.50none2026 年 5 月 18 日
GPT-6.1 Terra高速で効率的:画像推論、コンピューター操作、文章作成$1.00 / $5.00none2026 年 6 月 1 日
GPT-6.1 Sol複雑な業務で Astra に近い性能$2.00 / $10.00low2026 年 4 月 30 日
GPT-5.6 Terra知能とコストのバランスを取るモデル$2.00 / $12.00none2026 年 2 月 16 日
GPT-6 Astra「最も難しい業務向けの、最も高性能なモデル」$10.00 / $50.00low2026 年 4 月 30 日

出典:OpenAI のモデルページと料金ページ[1][2][4][8][9][10]。

Luna は Terra の 1 段下に位置し、入力と出力の単価は 10 分の 1 です。Terra の名を GPT-6.1 Terra が引き継いだ旧モデルの GPT-5.6 Terra は、入力が 2 倍、出力が 2.4 倍の単価で、知識のカットオフは 3 か月半前でした[4][9]。

用途別に GPT-6.1 Terra と GPT-6.1 Sol を選ぶ

この表は上記の OpenAI の位置付けに基づく編集上の判断であり、実測スコアに基づくものではありません。

タスク最初に試すモデル理由
商品写真とカタログ項目の照合GPT-6.1 TerraOpenAI が Terra の用途例に挙げており、1 回あたりの料金が半額
技術図面、フォーム、スクリーンショットの読み取りGPT-6.1 TerraOpenAI が Terra の用途例に挙げている
文章の下書き、書き直し、簡潔な表現への修正GPT-6.1 TerraTerra の説明に「明快で自然な文章作成」がある
レイテンシが重要な単純なタグ付けnone の GPT-6.1 Terra、または GPT-6 LunaSol には none がなく、Luna はさらに安い
複雑なコーディングや長いエージェントタスクGPT-6.1 Sol「複雑なコーディング」は Sol の説明にあり、Terra の説明にはない
コストより最難関の推論を重視GPT-6 AstraOpenAI が最も高性能とするモデル

reAPI で GPT-6.1 Terra を呼び出す

reAPI は GPT-6.1 Terra を Chat Completions エンドポイントでモデル ID gpt-6.1-terra として提供し、1 つのクレジット残高からトークン単位で課金します。2026 年 10 月 27 日時点の単価は、1M トークンあたり入力 $0.75、出力 $3.75 でした[6][11]。GPT-6.1 Sol は 2026 年 10 月 28 日にモデル ID gpt-6.1-sol として追加され、同じエンドポイントとキーで利用できます。同日の reAPI の試験では low から xhigh を受け付け、max ではエラーが返されました。GPT-6.1 Sol モデルページ に現在の単価があります。GPT-6.1 Terra モデルページ に、現在の単価と Playground があります。

よくある質問

gpt terra sol 違い:Terra のほうが高性能?

OpenAI 自身の説明に照らしても、すべての用途でそうとはいえません。GPT-6.1 Sol は「複雑なコーディング、コンピューター操作、専門業務」向け、GPT-6.1 Terra は画像推論、コンピューター操作、文章作成向けで、単価は半額とされています[1][2]。画像と文章作成のタスクは Terra から試し、複雑なコーディングは Sol から始めてください。

Terra の high と Sol の medium はどう違う?

Terra の出力単価は Sol の半額で、推論トークンも出力として課金されるため、出力トークン数が Sol の 2 倍未満なら、Terra の high は Sol の medium より安くなります[4][7]。回答の品質が同等かどうかはタスク次第です。ラベル付きのサンプルで両者を比較してください。

GPT-6.1 Terra は GPT-6.1 Sol より速い?

OpenAI は GPT-6.1 Terra を「高速」、Sol を Astra に近い性能と説明していますが、どちらのモデルページにもレイテンシの数値は公表されていません[1][2]。Sol には Standard の 6 倍の料金の Ultrafast ティアがあり、Terra にはありません[4]。Terra の推論レベル none は推論処理を完全に省きますが、Sol ではそれができません[5]。

GPT-6.1 Terra はコーディングに向いている?

OpenAI は GPT-6.1 Sol の用途に「複雑なコーディング」を挙げていますが、Terra の用途にはコーディングを挙げていません[1][2]。Terra もコードは扱えますが、複雑なコーディング業務では、公式資料が推奨しているのは Sol です。

GPT-6.1 Terra と GPT-6 Astra の違い

OpenAI は GPT-6 Astra を「最も難しい業務向けの、最も高性能なモデル」としています。単価は GPT-6.1 Terra の 10 倍で、1M トークンあたり入力は $10.00 対 $1.00、出力は $50.00 対 $5.00 です[4][10]。Astra に推論レベル none はありませんが、Terra にはあります[5]。

GPT-6 Terra と GPT-5.6 Terra の違い

GPT-6 Terra というモデルはなく、新しい Terra は GPT-6.1 Terra です[3]。GPT-5.6 Terra に比べると、入力は半額($1.00 対 $2.00)、出力は半額未満($5.00 対 $12.00)で、知識のカットオフは 2026 年 2 月 16 日から 2026 年 6 月 1 日になっています[4][9]。OpenAI は切り替える前に、代表的な画像とワークフローを使い、同じ推論レベルで両モデルを比較するよう勧めています[5]。

実務で GPT-6.1 Terra と GPT-6.1 Sol を使い分ける

GPT-6.1 Terra と GPT-6.1 Sol の選択を決めるのは業務の内容です。上限は同じです。画像を多く使うタスク、カタログ照合、文章作成は Terra の medium で始め、サンプルを確認し、精度を保てる範囲で推論レベルを下げてください。複雑なコーディングや長い専門業務には Sol を使い、完了を待てるなら Sol の Batch 単価も活用できます。none で十分なほど単純なタスクなら、どちらかに決める前に GPT-6.1 Terra と GPT-6 Luna を比較してください。

参考資料

  1. OpenAI. GPT-6.1 Terra model page. 2026年10月取得:developers.openai.com/api/docs/models/gpt-6.1-terra
  2. OpenAI. GPT-6.1 Sol model page. 2026年10月取得:developers.openai.com/api/docs/models/gpt-6.1-sol
  3. OpenAI. API changelog, October 26, 2026. 2026年10月取得:developers.openai.com/api/docs/changelog
  4. OpenAI. API pricing. 2026年10月取得:developers.openai.com/api/docs/pricing
  5. OpenAI. GPT-6 guide. 2026年10月取得:developers.openai.com/api/docs/guides/latest-model
  6. reAPI. GPT-6.1 Terra API docs. 2026年10月取得:reapi.ai/docs/gpt-6-1-terra
  7. OpenAI. Reasoning models. 2026年10月取得:developers.openai.com/api/docs/guides/reasoning
  8. OpenAI. GPT-6 Luna model page. 2026年10月取得:developers.openai.com/api/docs/models/gpt-6-luna
  9. OpenAI. GPT-5.6 Terra model page. 2026年10月取得:developers.openai.com/api/docs/models/gpt-5.6-terra
  10. OpenAI. GPT-6 Astra model page. 2026年10月取得:developers.openai.com/api/docs/models/gpt-6-astra
  11. reAPI. GPT-6.1 Terra model page. 2026年10月取得:reapi.ai/models/gpt-6-1-terra
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