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GPT-6.1 Terra の料金:トークン単価、キャッシュ料金とコスト計算

OpenAI 公表の GPT-6.1 Terra の料金を解説。入力・出力、キャッシュ読み取り・書き込み、272K 超の長コンテキスト枠、Batch・Fast とコスト計算例。

GPT-6.1 Terra の料金:トークン単価、キャッシュ料金とコスト計算

GPT-6.1 Terra の料金は、OpenAI の Standard ティアで入力 100 万トークンあたり $1.00、出力 100 万トークンあたり $5.00 からです[1]。OpenAI は 2026 年 10 月 26 日にこのモデルをリリースし、「画像推論、精密なコンピューター操作、明快で自然な文章作成に向けた高速で効率的なモデル」と説明しています[2][3]。ただし、この 2 つの単価は実際の請求額の一部にすぎません。キャッシュ入力、キャッシュ書き込み、272K トークンを超えるプロンプトに適用される別単価、推論トークンによって、リクエストのコストは変わります。

この記事では、OpenAI の料金ページ(2026 年 10 月 27 日取得)に載っている GPT-6.1 Terra の全単価を一覧にし、1 件のリクエストの課金方法を説明します。さらに、計算式を明記した 5 つのコスト例を示し、ご自身のトークン数で計算し直せるようにしています。

要点まとめ

  • Standard 単価(1M トークンあたり): 入力 $1.00、キャッシュ入力 $0.05、キャッシュ書き込み $1.25(有効期間 30 分)、出力 $5.00[1]。
  • 入力が 272K トークンを超える場合、リクエスト全体が入力 $2.00、キャッシュ入力 $0.10、キャッシュ書き込み $2.50、出力 $7.50 になります[1][2]。
  • Batch と Flex は Standard の半額、Fast モードは 2 倍、リージョン処理は 10% 増しです[2]。
  • 推論トークンは出力として課金されるため、利用量の次にコストを大きく左右するのは reasoning_effort です[4]。
  • 同シリーズとの比較: GPT-6.1 Terra は、Standard のすべてのトークン種別で GPT-6.1 Sol の半額です。入力と出力は GPT-6 Luna の 10 倍、キャッシュ入力は 5 倍です[1]。
  • reAPI での単価(2026 年 10 月 27 日確認)は、1M トークンあたり入力 $0.75、出力 $3.75。1 つのクレジット残高からトークン単位で課金されます[5]。

トークン種別ごとの GPT-6.1 Terra の料金

OpenAI は GPT-6.1 Terra の料金をトークンの種類とプロンプトの長さで分けています。「短いコンテキスト」は入力 272K トークンまでで、それを超えるとリクエスト全体に長コンテキスト単価が適用されます[1]。

1M トークンあたり(Standard)入力 272K まで入力 272K 超
入力$1.00$2.00
キャッシュ入力$0.05$0.10
キャッシュ書き込み、有効期間 30 分$1.25$2.50
キャッシュ書き込み、有効期間 12 時間$2.50$5.00
出力$5.00$7.50

出典:OpenAI API 料金ページ、Standard ティア[1]。

モデルページには、これらの数字の元になるルールが書かれています。キャッシュ入力は「非キャッシュ入力トークン単価の 5%」で課金され、「入力が 272K トークンを超えるプロンプトは、リクエスト全体について入力とキャッシュの単価が 2 倍、出力が 1.5 倍になる」とされています[2]。この 5% というキャッシュ読み取りの比率は、ほとんどの GPT モデルより低いものです。OpenAI のキャッシュガイドでは、最近のモデルの多くは入力の 0.1 倍で、0.05 倍なのは GPT-6.1 Sol と GPT-6.1 Terra だけとされています[6]。

GPT-6.1 Terra の Batch、Flex、Fast

料金は Standard だけではありません。OpenAI のモデルページには、「Batch と Flex は Standard より 50% 安い」「リージョン処理は、利用可能な場合に 10% の割増が加算される」「Fast モードは Standard の 2 倍」という 3 つの調整が記載されています[2]。

1M トークンあたり、入力 272K まで入力キャッシュ入力書き込み(30 分)出力
Batch / Flex$0.50$0.025$0.625$2.50
Standard$1.00$0.05$1.25$5.00
Fast$2.00$0.10$2.50$10.00

出典:OpenAI API 料金ページ、Batch・Flex・Fast の各表[1]。

注目したいのは、GPT-6.1 Terra の Standard 単価が GPT-6.1 Sol の Batch 単価と完全に一致する点です。入力 $1.00、出力 $5.00 です[1]。バッチ処理の完了まで待てる業務なら、この条件で両モデルのコストが同じになります。

GPT-6.1 Terra のリクエストはどう課金されるか

各レスポンスの usage にトークン数が返されます。入力 272K トークン未満の Standard リクエスト 1 件の請求額は、次の式で計算できます。

cost = (uncached_input × $1.00
      + cached_input × $0.05
      + cache_write × $1.25
      + output × $5.00) / 1,000,000

結果を左右するのは、次の 3 点です。

キャッシュ。 プロンプトキャッシュから読み取られたトークンは、入力単価の代わりにキャッシュ読み取り単価で課金されます。キャッシュ書き込みは、既定の有効期間 30 分なら通常入力の 1.25 倍、Responses API で有効期間 12 時間を選ぶと 2.5 倍です[6]。呼び出しをまたいで内容が変わらない長い system プロンプトや参照文書で、キャッシュが効果を発揮します。

推論。 OpenAI の推論ガイドによると、推論トークンはコンテキストウィンドウを占有し、「出力トークンとして課金されます」[4]。GPT-6.1 Terra は none、low、medium(既定値)、high、xhigh、max に対応しています[2]。reAPI が 2026 年 10 月 27 日に行った試験では、複数ステップの短い算数問題で、推論トークン数は none でゼロ、xhigh で 80、max で 199 でした[7]。これは 1 つのプロンプトで得られた数値であり、ベンチマークではありませんが、変化の方向は示しています。

プロンプトの長さ。 入力が 272K トークンを超えると、境界を超えた分だけでなく、リクエスト内のすべてのトークン種別に長コンテキスト単価が適用されます[2]。

GPT-6.1 Terra の料金計算:5 つの計算例

5 つとも、上の表にある OpenAI の Standard 単価を使っています。トークン数は、各要素が合計額をどう変えるかを示すために選んだ、説明用の仮定です。

シナリオトークン数計算コスト
A. 短い文章の書き直し入力 2,000、出力 5002,000 × $1 + 500 × $5$0.0045
B. 同じプレフィックスをキャッシュ入力 20,000(うちキャッシュ 18,000)、出力 8002,000 × $1 + 18,000 × $0.05 + 800 × $5$0.0069
C. B と同じ処理、キャッシュなし入力 20,000、出力 80020,000 × $1 + 800 × $5$0.024
D. 高い推論レベル入力 1,000、表示される出力 300 + 推論出力 2,0001,000 × $1 + 2,300 × $5$0.0125
E. 長い契約書のレビュー入力 300,000、出力 4,000300,000 × $2 + 4,000 × $7.50$0.63

各単価は 1M トークンあたりなので、積の合計を 1,000,000 で割ります。シナリオ A が 1 日 100 万リクエストなら $4,500 です。B はキャッシュ部分が入力単価の 5% で課金されるため、C の 3 分の 1 未満になります。D では、表示される回答が 300 トークンでも、請求額の大部分は推論トークンです。E は長コンテキストへの切り替えを示しています。同じ 304,000 トークンを短いコンテキストの単価で計算すれば $0.32 なので、272K を超えるとリクエストのコストはおよそ 2 倍になります。

GPT-6.1 Terra と他の GPT モデルの料金比較

モデル(Standard、1M あたり)入力キャッシュ入力出力
GPT-6 Luna$0.10$0.01$0.50
GPT-6.1 Terra$1.00$0.05$5.00
GPT-6.1 Sol$2.00$0.10$10.00
GPT-5.6 Terra$2.00$0.20$12.00
GPT-6 Astra$10.00$1.00$50.00

出典:OpenAI API 料金ページ、Standard ティア[1]。

GPT-6.1 Sol と比べると、すべての単価がちょうど半額です。GPT-6 Luna と比べると、キャッシュ入力が 5 倍である点を除き、すべての単価が 10 倍です。以前の Terra である GPT-5.6 Terra は、入力が 2 倍、出力が 2.4 倍の単価でした[1]。価格差だけでは、ご自身のタスクでどちらがよりよく答えるかは分かりません。OpenAI は Sol を「複雑なコーディング、コンピューター操作、専門業務」向け、Terra を画像推論と文章作成向けと位置付けています[2][8]。選び方は GPT-6.1 Terra と GPT-6.1 Sol の比較 で扱っています。

reAPI で GPT-6.1 Terra を利用する場合の支払い

reAPI は GPT-6.1 Terra を Chat Completions エンドポイントでモデル ID gpt-6.1-terra として提供しており、reAPI のクレジット残高からトークン単位で課金されます[7]。2026 年 10 月 27 日時点の reAPI の単価は次のとおりです。

reAPI の 1M トークンあたりの単価非キャッシュ入力 272K まで非キャッシュ入力 272K 超
入力$0.75$1.50
キャッシュ入力$0.0375$0.075
キャッシュ書き込み$0.9375$1.875
出力$3.75$5.625

出典:reAPI モデルページ(2026 年 10 月 27 日確認)[5]。

どの単価も OpenAI の Standard 単価の 75% です。OpenAI と異なるルールが 1 つあります。reAPI では 272K の境界を非キャッシュ入力トークン数で判定するため、キャッシュ読み取りとキャッシュ書き込みによって長コンテキスト枠に移ることはありません。この単価では、上のシナリオ A は $0.003375、E は $0.4725 です。GPT-6.1 Terra モデルページ には常に現在の単価を表示しており、課金対象のリクエストを送信する Playground もあります。各レスポンスの usage オブジェクトには prompt_tokens、completion_tokens(推論を含む)、cached_tokens が返されるため、上の式で請求額を照合できます[7]。

よくある質問

GPT-6.1 Terra のキャッシュトークンの料金は?

GPT-6.1 Terra のキャッシュ入力は 1M トークンあたり $0.05 で、入力単価 $1.00 の 5% です。キャッシュ書き込みは、既定の有効期間 30 分なら 1M あたり $1.25、有効期間 12 時間なら $2.50 です。入力が 272K トークンを超えると、この 3 種の単価はすべて 2 倍になります[1][6]。reAPI のキャッシュ読み取り単価は、2026 年 10 月 27 日時点で 1M あたり $0.0375 でした[5]。

GPT-6 Terra は無料?

GPT-6 Terra というモデルはありません。この世代の OpenAI の Terra は GPT-6.1 Terra で、モデル ID は gpt-6.1-terra です[2]。API ではトークン単位で課金され、OpenAI の料金ページに載っているのは有料の単価だけです[1]。

gpt 6.1 terra 料金の計算方法

usage の各トークン数に単価を掛け、1,000,000 で割ります。Standard では非キャッシュ入力 × $1.00、キャッシュ入力 × $0.05、キャッシュ書き込み × $1.25、出力 × $5.00 を合計します。プロンプトが 272K トークンを超える場合は、長コンテキストの列の単価を使います[1]。上の 5 つの例に計算を示しています。

gpt terra sol 違い:料金はどれくらい違う?

GPT-6.1 Terra は、Standard のすべてのトークン種別で GPT-6.1 Sol の半額です。1M トークンあたり、入力は $1.00 対 $2.00、キャッシュ入力は $0.05 対 $0.10、出力は $5.00 対 $10.00 です[1]。GPT-6.1 Sol には Standard の 6 倍の Ultrafast ティアもありますが、料金ページには Terra の Ultrafast 単価は記載されていません[1][8]。

gpt terra luna 違い

GPT-6.1 Terra の入力と出力は GPT-6 Luna の 10 倍の単価です。1M トークンあたり、入力は $1.00 対 $0.10、出力は $5.00 対 $0.50 です[1]。OpenAI は Luna を「定型的な大量処理タスク向けの、最も効率的なモデル」と説明し、Terra は画像推論、コンピューター操作、文章作成向けとしています[2][9]。

gpt 6.1 terra コスト

入力 2,000、出力 500 トークンの短いリクエストは、OpenAI の Standard 単価で $0.0045、2026 年 10 月 27 日時点の reAPI の単価で $0.003375 です[1][5]。推論レベルを上げたり、プロンプトが 272K トークンを超えたりすると、1 件あたりのコストはこれを大きく上回ります。

GPT-6.1 Terra のコストを予測可能にする

GPT-6.1 Terra の請求額の大部分を占めるのは、推論トークンと非キャッシュ入力です。OpenAI が推奨する medium から始め、定型的な書き直しやタグ付けでは、精度を維持できる範囲で推論レベルを下げてください[10]。各会話の冒頭に同じプレフィックスを置き、繰り返しの呼び出しで入力単価の 5% のキャッシュ読み取りを使えるようにします。プロンプトが 272K トークンを超える文書は分割してください。完了を待てる処理を Batch にすれば、GPT-6.1 Terra の料金はさらに半分になります。現在のトークン単価と Playground は、GPT-6.1 Terra モデルページ にあります。

参考資料

  1. OpenAI. API pricing. 2026年10月取得:developers.openai.com/api/docs/pricing
  2. OpenAI. GPT-6.1 Terra model page. 2026年10月取得:developers.openai.com/api/docs/models/gpt-6.1-terra
  3. OpenAI. API changelog, October 26, 2026. 2026年10月取得:developers.openai.com/api/docs/changelog
  4. OpenAI. Reasoning models. 2026年10月取得:developers.openai.com/api/docs/guides/reasoning
  5. reAPI. GPT-6.1 Terra model page. 2026年10月取得:reapi.ai/models/gpt-6-1-terra
  6. OpenAI. Prompt caching. 2026年10月取得:developers.openai.com/api/docs/guides/prompt-caching
  7. reAPI. GPT-6.1 Terra API docs. 2026年10月取得:reapi.ai/docs/gpt-6-1-terra
  8. OpenAI. GPT-6.1 Sol model page. 2026年10月取得:developers.openai.com/api/docs/models/gpt-6.1-sol
  9. OpenAI. GPT-6 Luna model page. 2026年10月取得:developers.openai.com/api/docs/models/gpt-6-luna
  10. OpenAI. GPT-6 guide: GPT-6.1 Terra. 2026年10月取得:developers.openai.com/api/docs/guides/latest-model
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