
Seedance 2.5の料金:2.0より53%高い
Seedance 2.5はByteplus上で100万トークンあたり$10.70。秒単位の換算、参照動画の課金、reAPIの現行料金を解説します。
Seedance 2.5の料金はByteDanceの公式ドキュメント上で、動画入力なしの場合100万トークンあたり$10.70です。Seedance 2.0の$7.00に比べて高くなっています[1]。reAPI上ではdoubao-seedance-2.5-faceとして利用できます[6]。同じ2つの解像度で、トークンレートは2.0より52.9%高くなっています。
トークン単位での価格表記は、その重要性よりも大きな意味があります。AI動画は秒単位で販売されるのに対し、メーター計測はトークン単位で行われるためです。この2つの単位のズレこそが、コスト計算の落とし穴が潜む場所であり、Seedance 2.5はそのズレを2.0から構築した換算係数が通用しないほど拡大しています。
TL;DR
- Seedance 2.5は動画入力なしで100万トークンあたり$10.70、入力ありで**$6.40**です。Seedance 2.0の$7.00と$4.30に比べ、それぞれ52.9%と48.8%の増加[1]。
- 2.5では480pと720pのみが公開されています。現在の本番ルートは1080pや4Kをサポートしていません[1][6]。
- 課金計算式は
(input_video_seconds + output_seconds) × width × height × fps / 1024で、fpsは24に固定[1]。参照動画は生成フレームと同じレートで計測されます。 - 480pのフレームサイズが2つのバージョン間で変わりました。 ByteDanceの公式例から逆算すると、2.5は~854×480、2.0は少し高いアスペクト比です。そのため480pは秒単位で46%値上がりしますが、トークンレートは53%上がっています。
- 2.5は最大30秒の参照動画を受け付けます。2.0の15秒の倍です。5秒・720pのジョブは参照動画が短いと$1.244、30秒だと$4.838[1]。
- reAPI上のSeedance 2.0は、バリアント・解像度・参照動画の有無によって課金対象1秒あたり$0.024~$0.780[2]。
Seedance 2.5の料金体系と割に合わない数字の謎
ByteDanceはモデルと入力方法ごとにトークンレートを公表[1]:
| モデル | 動画入力なし | 動画入力あり |
|---|---|---|
| Seedance 2.5 (480p, 720p) | 10.70 | 6.40 |
| Seedance 2.0 (480p, 720p) | 7.00 | 4.30 |
| Seedance 2.0 (1080p) | 7.70 | 4.70 |
| Seedance 2.0 (4K) | 4.00 | 2.40 |
Seedance 2.5は単一のレート採用なので1行です。ただその下の4Kの行を見てください。トークンあたりの価格では480pより43%も安いものが最も高額な出力です。
3840×2160のフレームは480pの19.4倍のピクセルを含みます。レートは43%下がるのにトークン数は1940%増えます。価格表の数字だけを見て4Kが割安だと判断すれば、11倍も間違えることになります。
トークン計測型の動画価格ではこれが常套手段です。価格表の数字は掛け算の片方に過ぎません。
トークンはどこから来るのか
ByteDanceが明記する計算式[1]:
tokens = (input_video_seconds + output_seconds) × width × height × fps / 1024フレームレートは24で固定です。ラベルごとのピクセル寸法:
| ラベル | ピクセル数 | 秒単位のトークン |
|---|---|---|
| 480p (Seedance 2.5) | ~854 × 480 | 9,607 |
| 480p (Seedance 2.0) | 864 × 496 | 10,044 |
| 720p | 1280 × 720 | 21,600 |
| 1080p | 1920 × 1080 | 48,600 |
| 4K | 3840 × 2160 | 194,400 |
公式例で検証します。720p・5秒・参照動画なし・2.0なら、5 × 21,600 = 108,000トークン。$7.00/百万トークンなら$0.756。ByteDance自身の計算例も$0.756[1]。近似ではなく正確な式です。
480pのフレームサイズ変更は発表されていない
リリースノートに書かれていません。ByteDanceの計算例をトークンレートで割り戻すと判明します。
ByteDanceの公式例(5秒・16:9・参照動画なし)[1]:
| モデル | 480p | 720p |
|---|---|---|
| Seedance 2.5 | $0.514($0.103/秒) | $1.156($0.231/秒) |
| Seedance 2.0 | $0.352($0.070/秒) | $0.756($0.151/秒) |
各価格をレートで割れば秒単位のトークン数、それを24/1024で割ればピクセル数が得られます。Seedance 2.5は480p秒あたり9,607トークン、つまり約854×480。Seedance 2.0は約10,057で、少し高いアスペクト比です。
720pは両者とも秒21,600トークン、つまり正確に1280×720。この計算が720pで整数になるから、480pの結果も丸め誤差ではなく実数だと信頼できます。
結論:720pでフレームサイズが変わらなければ、秒単位の値上がり率はトークンレートの53%と同じです。480pでフレームが4.5%縮小したから、秒単位ではわずか46%の値上げになります。2.0から2.5への秒単位の換算係数を引き継ぐと、480pで約5%の誤差が生じます。運がよければ客の負担に、悪ければ自社の負担に。
参照動画も生成動画と同じレートで課金
input_video_secondsは出力秒数と同じ括弧内にあります。参照動画ジョブは、アップロードしたクリップをモデルが作った映像と同じレートで支払います。
プラットフォーム各社は参照モードを「割引レート」と表現します。トータルを見るまでは割安に見えます。Seedance 2.5の公式例だけで充分説明できます。720p・5秒の生成は、参照素材が短いと$1.244、30秒なら$4.838[1]。同じ出力なのに支払額は3.9倍です。
2.5は参照動画ウィンドウも30秒に拡大しました。2.0は15秒が上限[1]。単一ジョブの最高額がほぼ倍になったわけです。
下限も存在しますが、公表されていません。ByteDanceの例は2秒と4秒の入力を同額で計算しており、最小値は4秒前後と推測できます。ドキュメントは表計算ツールへのリンクだけで、明記していません[1]。転売する場合、客が2秒クリップを送れば実際のコストはその予測より高くつきます。
現在のSeedance 2.0の秒単位料金
2.0で済む案件について、reAPI上の現行レート[2][3]:
| ティア | テキストまたは画像入力 | 参照動画あり |
|---|---|---|
| Seedance 2.0 Mini 480p | $0.038 | $0.024 |
| Mini 720p | $0.082 | $0.050 |
| Fast Face 480p | $0.062 | $0.036 |
| Fast Face 720p | $0.132 | $0.080 |
| Seedance 2.0 Face 480p | $0.07125 | $0.043125 |
| Seedance 2.0 Face 720p | $0.15375 | $0.09375 |
| Seedance 2.0 Face 1080p | $0.3825 | $0.2325 |
| Seedance 2.0 Face 4K | $0.780 | $0.480 |
1分に換算すれば$1.44~$46.80、32.5倍の開きがあります。プロダクト向けのデフォルト解像度を決める前に、この数字を頭に入れておくべきです。ユーザーがジョブを何度も実行するたび、この選択が積み重なります。
ただしここで注意、1分単位の数字は購入単位ではありません。単一ジョブは15秒が上限なので、1分のフル動画には最小4クリップ、失敗分を捨てれば実質それ以上必要です。
実践的には、プロンプト探索中は格安ティアで何度も実行し、決定版は高解像度でレンダリングするのが得策です。Mini 480pなら動画入力なしで5秒19セント。同じ5秒を4Kなら$3.90。パラメーターは全ファミリーで統一なので、安価に試作して高価にレンダリングするのは、モデルIDを変えるだけです。Mini試作20回+4Kレンダリング1回が$7.70。4K試作20回なら$78。
FAQ
Seedance 2.5はいつ公開されますか?
既に利用可能です。ByteDanceは2026年7月31日にSeedance 2.5を発表し、reAPISeedance 2.5はプロダクションモデルとしてdoubao-seedance-2.5-faceで公開[5][6]。
Seedance 2.5の秒単位料金は?
BytePlusのトークン例を逆算すれば、動画入力なしで480p時$0.103/秒、720p時$0.231/秒(5秒クリップ)[1]。reAPI上の現行レートは動画入力なしで$0.118589/s(480p)と$0.266824/s(720p)。参照動画ありは$0.071153/sと$0.160094/sですが、公式の課金時間に適用[6]。
Seedance 2.5は1080pや4K対応ですか?
いいえ。現在の価格ページとreAPI本番ルートでは480pと720pのみです[1][6]。
なぜ4KはトークンあたりのコストがPはより安いのか?
ベンダーから説明なく、そもそもSeedance 2.5には当てはまりません。2.0では、トークン数の増加がレート低下を上回るため、4Kは最安レートでも最高額な出力になります。
Seedance 2.0は廃止されますか?
発表なし。料金と機能は維持され、1080pと4Kは現在2.0のみ対応です。
ジョブのコスト事前見積もりはどうする?
ピクセル表から(入力秒 + 出力秒) × 秒単位トークン数を計算し、レートを掛けて百万で割ってください。その後、顧客への請求は返却されたusage.completion_tokensに基づいてください。この式はジョブ完了まで推定値です[1]。
失敗した生成は料金が発生しますか?
reAPIはそうではありません。失敗ジョブは自動返金[3]。
乗り換えの予算立て
率直に言えば、Byteplus はSeedance 2.5を2.0より高く価格設定しています。トークンあたり53%高、秒単位で46~53%高、1080p・4K対応なし。払う価値があるかは、30秒出力、拡張参照機能、特定ワークフローでの編集が必要かどうかで決まります。
本番見積もりは、2.0の換算係数を引き継がず2.5のピクセルから計算し直してください。参照ジョブは完全な課金時間で予算化し、顧客へはコスト推定ではなく実績値(usage.completion_tokens)で請求します。reAPI上ではライブレートカードと公式の最少課金ルールを参照[6]。
References
- BytePlus. ModelArk — model pricing (token rates, calculation formula, and per-video examples). Retrieved August 2026 from docs.byteplus.com/en/docs/ModelArk/1544106
- reAPI. Seedance 2.0 Face and Fast Face — model page and live pricing. Retrieved August 17, 2026 from reapi.ai/models/seedance-2-0
- reAPI. Seedance 2.0 Mini — model page and live pricing. Retrieved August 17, 2026 from reapi.ai/models/seedance-2-0-mini
- BytePlus. ModelArk — Seedance 2.0 API reference (resolution, duration and pixel dimensions). Retrieved August 2026 from docs.byteplus.com/en/docs/ModelArk/1520757
- ByteDance Seed. One-take Creation, Flexible Referencing: Introducing Seedance 2.5. Published July 31, 2026, retrieved August 2026 from seed.bytedance.com/en/blog/one-take-creation-flexible-referencing-introducing-seedance-2-5
- reAPI. doubao-seedance-2.5-face — live rates, model ID, resolutions, and source-video billing. Retrieved August 17, 2026 from reapi.ai/models/seedance-2-5 and reapi.ai/docs/seedance-2-5
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